塗料とペンキ

外壁塗装・屋根塗装での塗料の選び方

What's Paint

当然のことではありますが…
外壁・屋根材の種類、施工時の環境などによって、塗料の選定方法は変わってきます。
塗料の価格も、リーズナブルなものから、最新の高性能なものまで様々です。

 

塗料とペンキ

塗料とペンキは異なるものです。

塗料は、塗布の対象物である外壁や屋根を
「保護し、美しく装い、独自な機能を付与する」ために、塗りつける材料のことです。

対して、ペンキは「外観を綺麗にする」ことだけが主目的の材料なのです。

「ペンキ」を使って塗装を行うと思っている方も多いのですが、
我々塗装業社が使用しているのはペンキではなく「塗料」。

外観だけをキレイに整えるのであればペンキでも十分ですが、
我々塗装業者は、外壁や屋根の「保護性能や機能」も踏まえて効果が出るように調合された塗料を用います。

DIYで外壁を塗る方もいらっしゃいますが、
ペンキで塗った外壁よりも、塗料で塗った外壁のほうが
劣化を誘引する「太陽光・温度・湿度・雨」などの自然環境に対する耐候性の高い建物になるのでご注意くださいね。

塗料の種類

具体的な商品名ではありませんが、
外壁・屋根に使う塗料の主な種類をご紹介します。

遮熱効果のある塗料(シリコン・フッ素のオプション)

遮熱塗料は、太陽から放射される近赤外線領域を遮熱性の高い顔料によって、効果的に反射させることで、塗膜の表面温度の上昇を抑制します。

その結果、室内の温度上昇を緩和する効果が期待できるのです。

遮熱塗料は、戸建住宅だけでなく、ビルやマンション、道路や工場、公園の遊具など、様々な場所に使用されるようになり、地域全体で地球温暖化やヒートアイランド対策に貢献しているんですよ。

ただし、遮熱塗料の熱反射性能については、仕上げの色相によって、日射反射率に大きく差異が生じますので、プロの目利きが必須。
注意が必要です。

放熱効果のある塗料(放熱塗料)

放熱塗料とは、伝導、対流や放射による熱移動を防ぐ効果のある塗料のことです。

断熱塗料の主成分は、断熱性の高い特殊セラミックス(中空バルーン等)をエマルジョン化(微粒子を乳化、混合)したものが配合されています。

遮熱塗料と同様に、夏場の気温の緩和効果が期待でき、冬場も、暖房効率を向上させる効果(室内の熱移動を防ぐ効果)も期待できます。

外壁に断熱塗料を塗装する場合、遮熱塗料と組み合わせた塗装仕様がおススメです。

 

塗料の成分と価格

どんな塗料を使えば良いのかを決めるポイントは、「塗料の属性」「耐久・期待年数」「簡単な塗料の特徴」「施工料金」の4点。

最高級の高額な塗料だけを使えば、当然塗り替え代金ははねあがってしまいます。
ご予算が許し、それがご希望だとなればもちろん良いのですが、塗面が広くなれば塗料の代金は大きく変わってきます。

ですから、昭和では、先の4つのポイントを、考えあわせてご提案をします。
「塗装箇所による塗料の使い分け」「耐久・期待年数を可能な限り伸ばす為の施工技術」もまた、塗装業者の腕の見せどころになるのです。

 

株式会社昭和が取り扱う塗料メーカー